実家から「読んどき~」と連絡が来ていたので「
老いる家 崩れる街」を電子ブックで購入して読みました。(まだ半分ぐらいですが) リアル本で持っていたら本が物理的にかさばるので、こうした情報として読む本の場合には便利です。
タブレットで電子ブックを読む方が高機能で見え方もゴージャスにサクサクと読めますが、画面が明るすぎたり、ツルッとした感じが苦手なので、私はこの白黒のe インクで読む方が読みやすいです。慣れれば問題ないかもしれませんが。
さて、本の内容ですが、人口減少の流れの中で今後、東京圏で生産年齢人口が減少、老人と空き家が急速に増えてインフラの維持が大変になってくるというお話です。
都内に住んでいると人も多くて建物もぎっしり、まだ、そのような事柄は実感としては感じられないのですが、最近は本郷でも労働人口が減ってきているような気がするし、街が毎年毎年、高齢化していることは肌身で少しづつ感じます。
また土地の値段が数千万円や一億越え・・・となってくると、そんなに広くない土地に土地改良+家代金+諸々諸費用を加算して誰が土地を買うのか?と思うけど買う人は買っているのでビックリです。そうなるとファミリーや普通の人たちはどんどん郊外などに住いを選択をすることは普通のことだし、住宅が都心の集合住宅や郊外へと広がっていくのは仕方がないような気もします。
家や土地の購入というのは人生がかかっていることなので、人口を増やす目的等で政治が後押しすることは問題だと思います。この流れを組んだニュースで最近の「タワマン増税」や「中古住宅の再利用の後押し」など目白押しなのは今までの住宅政策からの転換が見られる現象だと再確認しました。
東京の予算はスゴイけれど、オリンピックや無駄な箱ものに投資する余裕は、来るべく老齢化社会を迎えるにあたりなくなりつつあるということで、小池都知事には頑張ってもらわないと本当に東京が貧しい都市、スラム化しそうで恐いです。