「
ダンケルク」を観ました。
クリストファー・ノーラン監督の最新作です。
1)撤退する戦闘員、2)援護に向かう戦闘機の乗員、3)兵員を救出に向かう民間人の船乗りの3つ視点から描かれた映画で、映像が前後、複合しながら展開していく不思議な感覚の映画でした。言葉も少なく、見えない相手から銃撃され、上空から無抵抗のまま掃射されて逃げ場ない恐怖感を重厚な音楽で表現しています。戦闘中にペラペラよくしゃべる映画というのは、それはそれでリアリティを感じられないので、この無声な感じが正解なのかもしれません。
撤退戦はもっとも大変で難しいミッションであると言われますが、イギリスにとっても歴史的に重いこの戦いをテーマにしたノーラン監督は流石です。日本だとノモンハンなどをテーマに映画を作る感じでしょうか?
さて、航空戦ではスピットファイア(英)とメーサーシュミット(独)のドックファイトが展開されていましたが、
ウィリアム・ウォルトンの音楽が想い出されました。
戦争映画で重いテーマなので人によって評価が割れるところですが映画館の大きな画面と音楽が大迫力で観れて、個人的に大変良かったです。
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